レーベルとしての役割はほぼひと段落

 「レーベルの役割」と題して、農のブログのほうで書いているが、そこから抜粋。

 楽曲のCDのためのマスタリング。
 CDを、アマゾンに流通させるための、JANコードの取得。
 CDの制作(デザインからジャケット制作も含めて)。
 ネット構築。
 アマゾンへの流通登録。
 ISRCコードの取得(世界共通のCDあるいはDVDの音楽の特定化コード)。
 WINDOWS MEDIA PLAYERあるいはGRACENOTE CDDBへの登録。

 こうしたことを一通り終えて、そろそろ音楽そのものに戻りたい、と思う。これだけ、音楽そのものから離れて、音楽の周囲のことに関わっていると、NUENDOに触ることも少なくなるもので、逆に新鮮さを手に入れることが出来る。
 ただ、携帯電話での試聴ということに関しては、まだ曖昧なままだったので、少し詰めてみた。

 * 3gp形式のダウンロード

 3gpという携帯電話特有の形式は、Quick Time Proで簡単に制作できる。それを携帯電話に転送して再生するということも、それほど難しいことではなかった。NTT docomoの形式は、詳しく煮詰めていないが、とりあえず普通にサーバーにアップすれば、携帯電話でダウンロードすることも簡単だ。

 ところが、auのほうは簡単ではなかった。どうやってもダウンロードできない。ファイルの問題かと思って、何度も違う種類のやり方を試したがだめだった。いろいろ調べてみたのだが。

 答えは、auのサイトにあった。「オブジェクトダウンロード」と呼ばれる方式を使わないとだめであることがわかったのだ。つまりhtmlの記述のほうに問題があったのだ。

 3GPP2形式とAMC形式でも、記述が違った。ファイル容量もバイト単位で正確に記述しなければいけない。一度、ファイル容量の記述を間違えた時には、それだけでダウンロード不可となった。

 それらのことは、こちらのEZムービー (ウェブページで再生)のページにはっきりと記述されて公開されていた。

 ちなみに、auの形式の記述をdocomoの携帯で閲覧しても、ダウンロードの記述すら画面に出てこない。ようやく理解できたが、なぜこんなに携帯電話の会社によって違いが存在するのだろう?規格を統一してほしいものだ。あれだけのたくさんの人が携帯電話で音楽を聞いているのだからね。

 何はともあれ、仕組みがわかったので一安心。携帯電話用のQRコード一覧に、草子のCDサンプルを加えて、けりをつけたことにしよう。あ、でも、ソフトバンクの形式がのこっていたっけ。