草子の録音

 Rosemary&Timesの「僕の産毛」のマスタリングまで済ませている。最後にギターを入れたのだが、これはRoland GR-20のブラス音とギターの生音、それにKORG Legacy Collection DIGITAL EDITIONのM1のブラスセクションを混ぜ合わせた。M1のブラスセクションは自分用のプリセットを作って保存してあるものだ。それをちょいとリハーサルして、2回だけ録音。結局1回目のテイクを採用して、少しフレーズの間引きだけを行った。音楽の神様は、やはり1回目の録音にだけ存在するような気がするよ。うまくやろうなんて思った瞬間から、音楽は逃げていくようなものだ。


 一方、10月に入って3週連続で草子の録音が出来た。最初は、練習と仮録音。次の週に、唄とギターの本録音。同時録音だから、多少は音がかぶる。そして、先週末にコーラスを入れた。

 唄とギターの録音は、ヘッドフォンもなしであるし、いつものとおりクリックも使わない。

 コーラスの録音では、ヘッドフォンを使う。マイクもコーラスはシュアーに変えた。57BETAだ。NUENDOで、コーラスを入れるパートの前後でサイクルマーカーで繰り返す。そのままコーラスのラインを決めて、繰り返し練習。おもむろにharuさんにヘッドフォンをつけてもらう。練習のまま、そのまま録音に入る。数テイク録って聞いてみる。それでテイクを即決。

 録音の合間の指示は、ONYX1620のトークバックマイクを使う。久しぶりに使ったので、レベルを上げすぎ、大きな声で指示をしたら、haruさんに怒られてしまった。すみません。レベルが高すぎたようで。自分はFireFace 800のヘッドフォン端子を使っていたもので。

 繰り返し、コーラスパートを録音して、その都度即決。使わないファイルはどんどん削除した。が、ゴミ箱を空にしなかったのでためすぎたようで、終わりのほうのテイクでは、どういうわけかテイクが遅れて録音されてしまった。何テイクもが同じ分量だけ遅れている。ゴミ箱を空にして、リセットボタンを押して再録音。元に戻りました。短いパートとはいえ、192KHz32bitだから、馬鹿にならないのかな?そして、何とか終了。

 いきなり「僕には子供がたくさんいる」がゴスペル風になってしもた。

 バックの演奏がギター一本ではちょいとさびしいので、夕べはギターを弾いて、ピアノを入れた。Roland GR-20の音源で録音して、KORG Legacy Collection DIGITAL EDITIONのM1のピアノに差し替えた。例によって、極少テイクで、今回は2回だけ弾いて、両方のいいとこどりをした。あんまり何回も録音すると、音楽の神様が逃げていく。1度か2度で録音できる状態を維持することのほうが大事だ。