ベースの音を変えてみる

 Trilogyの音色の中の、エレクトリックベースの指弾きの音色を使っていたのだが、今ひとつ地味で、ベースの音量を上げるとベースが浮くし、ドラムスも上げにくい。そこで、Trilogyの音色をあれこれ試した。スラップベースにしてみたら、迫力は出るが、スラップベースを意識して弾いていないからさまにならない。

 いつもは、ウッドベースから入るのだが、今回はそうしていない。それで、まあ、試しに、ということでウッドベースの音色に差し替えた。おっと、いい感じ。迫力が出る。この感じがほしかったのだ。え?でもなんでだろう?いつもの音で、いつもどおりにGR-20で弾いているのだが。派手に弾いているわけでもない。あまりにいい感じだから、ドラムスとベースを別バスでONYX1620へ流し込んでいるそのフェーダーを上げる。さらにいい感じ。いくらでも上げたくなる。

 そうか!モニターが変わっているせいなのか?電源ケーブルの恩恵はこんなところに現れたのか?そう、音だけを頼りにミックスができるし、録音ができる。この当たり前が、今までできていなかった。良い環境であれば、こういう音が再現できるのだ。mp3のために音楽をつくっているのではないのだからね。mp3であれば、こういう音を封じ込めるようにコンバートする必要もあるかもしれない。

 今はちょっとG7をつないでないから、ラージモニターでの低域チェックはできないが、電源ケーブルを変更したサンスイのアンプAU-α907i MOSLimited(もともとついている電源ケーブルをはずしたわけではなく、アンプラグドの背面コンセントにコンセント トゥ コンセントで自作ケーブルをつないでいる)とONYX1620とFireFace800の相乗効果で、パイオニアS-1000Tは非常によいモニターとなっている。ツイーターを飛ばして失意にあったが、S-1000TAのツイーターを注文できて本当に良かった。これでミックスどころか、演奏そのものが変わっていくだろう。