暑い、けれど、次へ

 Rosemary&Timesとして、「山を崩さないで」の録音に入った。今日は、唄の仮歌を録音。実は、自分の声について「ふーむ」と考えている。

 わかっているのは自分の唄のアカデミックな実力。まったくない。45歳にして唄い始めたが、歌唱力があるはずもなく、表現力とリズムとアレンジ力で勝負だ。と威勢がいいのはここまで。勝負と思っていない。今だに、25歳の頃と同じく、ギターを弾くなら唄は遠慮しておくよ、という気持ちが拭い去れない。拭いきれない。有名なボーカルどころでは、ボブディラン、マークノップラーあたりが、僕にとっての救世主だ。

 気管支に持病を抱えている。風邪を引いて咳が出ると、高音のシャウトは無理だ。それで、メロディを変えている。曲の主旋律のリズムを変えることによって、メロディも変わってくる。メロディを変えることで、別の曲を作っているような新鮮さが出てくる。あまり高音域にメロディをもっていかないように、いろいろと試してみる。でも、すぐに上に上がりたくなる。これは面白い試みかもしれない。