ダウンサンプリング

 編集作業して、2ミックスを作り、そこからどうするかが問題だ。CDにするなら44.1k16bitにしなければならないが、192k32bitからダウンサンプリングすると、どうしても音の印象が変わる。webであれば、mp3にさらに圧縮するからかなり印象は変わる。NuendoやwaveLABを使っても、納得のいかない部分は出てくる。

 そこで、DATを使ってみた。だが、どういうわけか録音は調子悪くうまく出来ないので、ADコンバーターの部分のみを使うことにした。DATはSONY DTC-1000ESで、1987年発売の古いもの。http://page.freett.com/knisi/digitalrec.htmこちらのページには以下のように記載されています。
 以下抜粋‥‥録音系のA/Dコンバーターには,世界の録音スタジオで使われているソニーのデジタル・レコーディングシステムPCM-1630やPCM-3324に使用しているディバイスと全く同じA/Dコンバーターを左右独立して使用し,高い信頼性を実現していました。‥‥

 2ミックスでできた192k32bitファイルを、waveLABで再生して、RME Fireface 800のアナログアウトから、DAT にアナログで取り込み、そのままDATのADコンバーターを通過してデジタルのままFW410でノートPCのwaveLABで録音するという過程だ。取り回しケーブルの問題はさておいて。

 どうもこちらのほうがしっくり来るのは、ダウンサンプリングの精度よりも優秀なADコンバーターのほうが素直な広がりの音を聞くことができるからだろうか?とすれば、デジタルの世界、まだまだ発展の余地はかなりありそうだ、と感じた。