音楽について

ずっと考えている。

ミックスをしては、ギターを弾き、ミックスをしては、歌を唄い、録音し、ミックスをする。
それもやりたいことの一つであることは確かだ。

でも、その間、新しい創作、という意味では、ずっと中断を余儀なくされる。そのように自分に課しているからだが。

ここのところ、津村記久子さんの本を読んでいて、刺激を受ける。そうすると、逆にミックスをしなくなる。
ギターは弾く。

あるものと対峙する。
そういうことに、一時的な緊張感と努力の継続性を確かめることになるのはいいが、対峙するよりも素直になりたい、というのが本音だ。
そこで迷いはない。
本来、自分のしたかったことは何なのか?
そこを考えている。

昼間、ブルーススプリングスティーンのラジオをiTunesで聞いた。
あの手のライブを今やる気はない。
もはや役割が違うのだ。

過去を振り返る。
だけど、後ろ向きになる気はない。
過去に出会った人たちが、今をどう生きているか、どう生き抜こうとしているか、そのことには関心がある。

ミックスの細部にこだわっているのかな?
ミックスは専門家ではない。
売ろうとすること自体が間違いなのかもしれないね。
売ろうとしなければ、表現だけでいいからね。

そこのところを考えてみる。