「土に還る」(仮題)の仮歌を入れる

 2拍子と3拍子を足した5拍子のAメロに、3拍子のBメロという変則的なロック、「土に還る」の仮歌を入れた。土に還るなんていうと、僕のお得意な詩かと思われるかもしれないが、相棒joeの詩だ。「農」というものをまったくしらない会社員が会社を首になって、でたらめに庭に苗を植える、という歌詞である。

 去年この詩をもらって、年末のレコーディング直前くらいにこの曲を作った。エレクトリックギターには、ギターシンセ音もMIDIで録音してあり、昨夜その音源をNUENDOで差し替えた。そして、曲の変則的な雰囲気とあいまって、トーキングヘッズのような趣である。そこを狙ったわけじゃないのだけれど。

 歌っていて気持ちいい曲で、聞いていても明るい変態的なところがあって、妙に気持ちよい。歌は難しいですよ、5拍子ですから。慣れればそうでもない。

 唄い始めて二年たって、少し変わってきた感じがする。よくない部分を押さえようとする気持ちから、よい部分を引き出そうという気持ちに変わってきているのかな?あちこちの外野から聞こえる「無謀!」の声をよそに、唄い続けようとしているから我ながら不思議でもある。