47秒のダンス

 草子として「収穫のダンス」をmF247に申請しました。47秒です。正確には、46.9秒ということになるのかな?

 丸山さんのブログで、47(ヨンナナ)がオープンしたと書かれていますが、その存在は、前もってmF247のほうからメールで知っていました。2分47秒かと一瞬そのとき思いましたが、ただの47秒。

 それで、僕はといえば、音楽の休暇をとっていました。しばらくずっと音楽漬けでしたので、音楽との距離が近すぎて、バランスを取れなくなりそうだったのです。農の仕事のほうも忙しかったのですが。

 それで、47(ヨンナナ)のことは知ってはいても、頭が音楽に切り替わらなかったのです。丸山さんのブログを読んだ時、はじめて脳に刺激が走りました。実は、47(ヨンナナ)のお知らせメールが来てから、しばらく丸山さんが絶対何か書くはずだと思っていたのですが、なかなか書かれない。そのうちに僕のほうは、農の仕事が忙しくて、ブログのチェックをしていませんでした。

 で、書かれたことは、今までの焼き直しなのですが、確信犯的な臭いがしました。その潔さに、脳が刺激を受けたのかもしれません。

 脳は、刺激を受けると、すぐに動きます。Rosemary&Timesのほうではなく、草子の曲がパッと浮かびました。次の瞬間には、音楽用のPCに向かっていましたから、録音してあるものの中から選んで編集、30分で47秒のダンスが出来上がってしまいました。

 ここの瞬間、のところは重要です。芸術に身を置くものは、刺激を受けた瞬間が大事なのです。その瞬間のことを、家族にすら説明せずに、その瞬間を大事にして、パッと行動に移します。あれこれ考えていたり、理由付けを考えたりしたら、その刺激はあっという間に消えます。萎えます。

 丸山さんの言うところの、技術の進歩、革新がアーティストの火をつける、ということでしょう。ちょっとニュアンス違うかな?

 47秒が脳に取り込まれた瞬間に、47秒に対するエネルギーがかなり強くなり、作品を瞬間凝視するのです。今まで冗長だな、と思っていた曲が生まれ変わります。そこのところ、丸山さん、うまいな、と感じますし、確信犯の由縁です。のせられてます。

 47(ヨンナナ)がいいかどうか、携帯電話信者ではないのでよくわかりません。携帯電話から47(ヨンナナ)に行って試聴もしましたよ、何曲か。僕にとって、重要なことは、曲そのものですから、47(ヨンナナ)に刺激を受けることで、曲の贅肉がそぎ落とされる、そのことに快感があります。だから、mF247に47秒の曲を申請したって、無意味なことはわかっているのですが、刺激を受けたものは形にして、一つの満ち足りた気分を腑に落とさなければ。