ギターを弾いて気持ちは治まる

 疲れが出た後は、静養しなければならない。そうすると、気持ちは少し萎える。萎えた気持ちが治まる感じもするが、高揚はしない。気持ちは迷路に入り込み、そこから開放されるために闇雲に考え、考え疲れ果てる。からだを休めなければいけないから、なかなか抜け出せない。

 かろうじて、回復の兆しを見せ始めた時、ギターに向かう。僕は、今はクラシカルギターの人間だから、オベーションクラシカルに向かうのが一番いい。が、今日は、曲のことが気になって、ストラトキャスターでギターシンセを弾いてみた。リアルタイムな演奏ならばGR-20はいいが、曲にあわせて弾くには、タイミングが遅すぎる。全音符を使うようなストリングス形ならば曲にあわせて弾いてもよい。今日はピアノをまずやってみた。あかん。いろいろやってみる。あかん。曲には、すでにクラシカルギターが唄と完全なタイミングで録音されている。

 こういう場合は、ギターシンセの音を切る。MIDI録音はするが、自分の演奏の音はエレキギターの生音を聞いて演奏する。こうすれば、自分のギターに合わせるだけだから、問題が少なくなる。あとで、KORG Legacy Collection DIGITAL EDITIONのM1の音に差し替える。ストリングスをいろいろ試してみる。試してみることが気分転換になる。音を出しているのがやはりいい。

 こうして、執念は復活していくのであろう。