映像と同時進行

 NUENDOに演奏ビデオを表示しながらミックスをし、いったんミックスを終えたところで、Vegasに戻る。演奏をもう一度Nuendoで録音しながら、ハイビジョンカメラを回す。Vegasでm2tsのまま取り込んで、映像編集。またNuendoに戻る。そんなことを繰り返している。NuendoとVegasをワードクロックも入れて同期していた時期もあるが、今はちょっと設定というか機材の移動に時間をかけられないので中断中。Nuendo、Vegas、WaveLabを行ったり来たりするのは、時間的に大きなロスだ。それも気分転換と思って我慢している。

 音楽を音楽だけでイメージするのを常としてきたが、映像の中の音楽としてみると、それもまた一つの刺激となる。自分で自分の演奏を録音し、自分の演奏風景を録画し、自分の映像を編集し、というようなことは、一種のオナニーみたいなもののような気がする。でも、それを人目にさらすためにしているんだから、オナニーとは違うような。要するに、曲を伝えたいだけ。そして、売るため、も考えない。

 CDを作るのは、売るためではあるが、映像を無料で見ることができるようにして、それでもCDを買いたい人のためにCDを用意する。そして、重要なことは、CDという作品を残す、ということ。あくまでも自分たちの音楽として。