そろそろラブソングを書きたい

 ATHRON64 3000+を載せたGIGABYTE K8Nproがだめになって、OSはそのままXPsp2proのまま、ASUS P5BにQ6600に換えた。電源も換えて、ハードディスクも換えて、当然ビデオカードも換えなきゃいけなくて、古いアンテックのソナタを引っ張り出してきて取り付けた。ケースのファンがうるさいね。なんだかんだOSのクリーンインストールからカスタマイズまで、10日以上もかけて再構築だ。

 何なんだろうね、PCベースのレコーディングというものは?なんでも自前スタジオで出来るようになった夢のような時代だが、ひとたびPCが壊れると、何もできなくなるものだ。音楽の創作意欲が満ちている時に、ハードウェアのメンテナンスに費やすことほど、イメージの流出を感じることはない。仕方がないから、ひたすらクラシカルギターを練習していた。

 僕にとってPCはとても便利なもので、現代的なものであると思うが、音楽に比べてみると浅く広くという印象は相変わらずに強い。加えて、農園という土ぼこりのある環境と電気機器の数々は相性がよろしくないことこの上ない。ギターを弾いてなんぼだが、今はやはりPCがないと音楽がその先に進まないのである。相棒とは距離が離れているし、潤沢な資金もない。あるのは、熱情、友情、継続性、音楽性の探求くらいのものか?

 時代に対してもの申す手法の一つにブログがあるが、僕にとってもう一つ別の形の表現である音楽は、直接的なんだけれど間接的、プロテストソングなんだけれど違う形の音楽なんだね。求めているものが他にはないのだから、自分で創作し発信するほかはない。相棒の時代背景的な歌詞が続いたから、そろそろラブソングを書きたい欲求を感じるようになっている。リアルとバーチャルな世界の対比が叫ばれて久しいが、もう一つのイメージ的な世界は、対比しようがない。