新しい曲の録音にとりかかる

 新しいといっても、昨年の夏に出来た曲で、その当時の曲名は「夏の陽射しに噴きだした汗」というものだった。その曲を、昨年末に相棒と録音した。今年になって若干の追加録音をしたものの、仮テイクであった。それをそのまま放置してほかの曲に移ったのだが、今、時節がこの曲そのものの時節になった。そして、昨夜から録音を再開した。

 相棒のドラムソロを大々的にフィーチャーしていて、曲名も「ドラムスのまなざしに噴きだした汗」と変えた。その曲にクラシカルギターをメインギターに抜擢したのだ。だが、ビクターのスピーカーでは、どうもギターの音色のふくよかさがつかめない。そういうことも含めてこのタイミングでモニターを変えたのは正解であった。

 といっても、録音はヘッドフォンだから関係ない。それで、2テイクほど録った。聞いてみてびっくり。つややかなギターが違和感なく再現できている。弦を変えたこともよかったのは確かだが、ビクターのほうで再生してみると、やはりミックスをするには微妙な音色に聞こえる。

 部屋に戻って、BOSEのモニターでも聞いてみる。また違った感じだが、ギターはいい感じだ。これが正確な音であるならば、ミックスはしやすいし、マスタリングもまた違った感じになるだろう。