ギターが多い

 聴いていると、やけにギターが多いことに気付く。誰がやっているんだ?と思って歌詞カードを見ると、ほとんどポ-ルサイモン自身。エレクトロニクスもブライアンイーノがやったりポールがやったり。ドラムスはSTEVE GADDがメイン。彼も昔のイメージがあまりないような。枯れた感じがする。もちろんよい意味で。ベースはPINO PALLADINOメイン。
5曲目のWARTIME PRAYERSでは、ゴスペル風のコーラスでJESSY DIXON SINGERSが加わりピアノをHERBIE HANCOCKが演奏している。

 このアルバムリスナーとしてもとってもよいが、ミックスの勉強にもかなりよい。音にエネルギーがありながら、乾いた感じがする。ポールサイモン、察するところ、音楽が楽しくて仕方ないんじゃないかな?半ば伝説化されたような人物だが、音楽が好きなんだということが伝わってくるアルバム。進化しているよ、おそろしいことに。