歌詞が決まらなきゃ、何も進まない。

 曲は、車の中ですぐに出来て、そこから大きく変わることはもうない。アレンジは、歌詞が決まらないと、進まないのが僕のどうしようもないやり方だ。今取り組んでいる曲は特にそうなのかもしれないが。

 歌詞に修正を加えたり、追加したりするたびに、ボーカルを仮録音する。その言葉が、曲に染まるかどうか、歌ってみなければわからない部分があるからだ。

 今回、歌詞の最後の部分になって、火力発電、水力発電、原子力‥‥などと歌詞を追記した。歌ってみて聴いてみて、まったく合わない。即座にその言葉をやめた。

 この曲をどうな風に持っていきたいのか、歌詞の細部を詰めることで、アレンジの方向性も決まる。9割くらいはほぼ完成しているが、残りの1割がとても重要になっている。

 mF247で「黄色いラスク」がネットリリースされたが、僕の心は次の曲で一杯だ。