ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード

 ブルーススプリングスティーンはもっとも影響を受けたアーティストであり、相棒との共通点のアーティストでもある。が、ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョードは聴いていない。80年代までは一つ残らず作品を聴いていた。

 今回、音的な意味合いで相棒はこの作品を挙げたわけだが、曲調や詩のイメージも含めてのことだということはわかっていた。

ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード (紙ジャケット仕様)

 すぐに、アマゾンで購入。このタスカムのカセットレコーダーで主に録音された作品は、ソングライターとしての彼の表現の重要な要素の一つといえるだろう。

 たまたまである。今回、そう、今作っている曲がこのアルバムのような雰囲気に仕上がっていきそうなのだ。これは、このアルバムを聴く前からのイメージなので、このアルバムを聴いたからといって曲調に変わりはない。ただ、詩の現し方の方向性には、影響を与えるだろう。

 今作っている今日の詩を、時間をかけて作り上げていこうとしているが、テーマは現場が大事であるという、ものだ。具体的には、夢を持ち続ける中年男性が、現場で働き、彼の子供が巣立っていくという時点になって、現場で見たことを忘れるな、と心でつぶやく、というものだ。

 詩を書いているうちに、どうしても整合性を追及してしまう癖がある。よい子になる必要はないのに、よい子になりたがる習性が残っているのだ。心のままであれば、整合性のない状態をよしとするものである。

 ちょっと、詩に時間がかかりそうだ。