スペクトラムエディタ

 思ったより早いバージョンアップだったが、その第一の目玉がこのスペクトラムエディタだろう。その検証については、あちらこちらでなされることだろう。

 まだちょっと試しただけだから、大したことは言えないが、細かなエディットには重宝しそうだ。ファイル全体ではなく、ある部分だけの例えば低音部分だけをおさえるなど、確かに便利だ。問題は操作性だから、やはりマーカーをあらかじめつけておいて作業するほうが早そうだ。スペクトラムエディタ自体が、波形の代わりというわけではなく、周波数分布を描画していく特性上、どうしても描画に時間がかかってしまうのだ。つまり、スペクトラムエディタでファイルの中の問題のある場所を捜すのには不向きなので、通常の波形で問題のある場所をマークしておいてスペクトラムエディタに変えてから、エディットしていくほうが早いというわけだ。